「中古iPhoneを購入したけど、SIMロックを解除するコードがわからない」
「自分でSIMロックを解除するのが不安」
中古iPhoneの購入を検討しているものの、SIMロックの解除方法がわからず、購入を躊躇っていませんか?
もしくは中古iPhoneを購入したものの、SIMロックの解除ができずに頭を悩ませていませんか?
本記事では、中古iPhoneのSIMロック解除に必要なコードの確認方法や自分でできる方法をわかりやすく解説します。
【結論】
SIMロックの解除コードの確認方法は、キャリアや機種によって異なります。ですが、大まかな方法はどのキャリアや機種でも一緒です。
確認方法は以下の2点です。
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iOS 14以降のiPhoneなら設定から確認
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キャリアサイトで、IMEI番号を入力し確認
SIMロックの解除は、自分で行うことができます。
【この記事を最後まで読むと】
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SIMロックの解除コードの確認方法
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中古iPhoneのSIMロックを自分で解除する方法
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SIMロック解除の注意点
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SIMロックを解除するメリット
記事の最後には、SIMロック解除に関するQ&Aを紹介します。
中古iPhoneのSIMロック解除は、やり方をマスターすれば簡単です。SIMロック解除のやり方を覚えて中古iPhoneの選択肢を増やしましょう。
SIMロック解除とは
SIMロックとは、携帯キャリアが自社のSIMカードのみを使用できるようにする制限のことです。
例として、docomoでSIMロックがかかっているiPhoneはauやSoftBankでは使用できません。
そのため、他社のキャリアを使用するには、SIMロックを解除する必要があります。
ですが、2021年10月の総務省のガイドラインにより、SIMロックは原則として禁止となりました。
SIMロック解除が不要な条件はキャリアによって異なります。
キャリア(サービス)名 |
SIMロック解除が不要な条件 |
docomo |
2021年8月27日以降に発売された機種 |
ahamo |
2021年10月1日以降に新たに発売されたiPhone |
au |
2022年10月1日以降に購入した機種(2021年8月1日から9月30日までに購入した場合も順次解除の対象) iPhone 13シリーズ・iPad(第9世代)・iPad mini(第6世代)はSIMロックなし |
UQ mobile |
2022年10月1日以降に購入したiPhone(2022年8月1日〜9月30日に購入したiPhoneも順次解除の対象) |
mineo |
端末やプランによって、SIMロック解除が必要な場合と不要な場合がある |
IIJmio |
SIMロック解除が必要かの有無は、利用する回線タイプと端末によって異なる ・ドコモ回線(タイプD)の場合:SIMフリー端末、ドコモ端末は解除不要 ・au回線(タイプA)の場合:VoLTE対応SIMフリー端末は解除不要。auのVoLTE端末は解除が必要 |
SoftBank |
2021年6月以降に発売された機種 |
Y!mobile |
2021年5月12日以降の購入機種 |
LINEMO |
2021年9月以前にドコモ・auで購入したiPhoneは、SIMロック解除が必要 SoftBank・Y!mobileのiPhoneでも、eSIMでLINEMOを契約する場合はSIMロック解除が必要 |
Rakuten Mobile |
楽天モバイルで購入した端末は、SIMロックがかかっていません |
参考:docomo,ahamo,au,UQ mobile,IIJmio,SoftBank,Y!mobile,LINEMO,楽天モバイル
中古iPhoneを購入する際は、欲しいモデルの販売時期を確認し、必要に応じてSIMロック解除の手続きを行いましょう。
SIMロックの解除コードの確認方法
SIMロック解除コードの確認方法は、キャリアによって異なります。
キャリア名 |
確認方法 |
参照 |
docomo |
Mydocomo、docomoショップ、電話での問い合わせ |
docomo・ahamoのSIMロック解除コードの確認はこちら |
ahamo |
Mydocomo、docomoショップ、電話での問い合わせ |
docomo・ahamoのSIMロック解除コードの確認はこちら |
au |
My au、auショップ、電話での問い合わせ |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
UQ mobile |
My UQ mobile、UQ mobileショップ、電話での問い合わせ |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
mineo |
mineoマイページ、mineoサポートダイヤルへの問い合わせ |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
IIJmio |
IIJmioサポートページ、IIJmioお客様サポート |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
SoftBank |
MySoftBank、SoftBankショップ、電話での問い合わせ |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
Y!mobile |
My Y!mobile、Y!mobileショップ、電話での問い合わせ |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
LINEMO |
LINEMOのWebサイト、SoftBankショップ、電話での問い合わせ |
SIMロック解除コードの確認はこちら |
Rakuten Mobile |
解除の必要なし |
オンラインでの手続きの場合、24時間いつでも対応しており、手数料は基本無料です。
一方、電話での問い合わせや店舗での手続きは、スタッフが説明しながら丁寧に解説してくれますが、待ち時間などが発生する可能性があります。
営業時間内に店舗や電話での問い合わせが難しい方は、オンラインでの手続きがおすすめです。
機械操作が苦手でスタッフの案内を受けたい方は、店舗や電話での問い合わせすると良いでしょう。
中古iPhoneのSIMロックを自分で解除する方法
中古iPhoneのSIMロック解除は、自分で行えます。
SIMロックの解除は、キャリアごとに異なります。しかし、解除方法の大枠は一緒です。
iPhoneのSIMロック解除に必要な条件は以下の3つです。
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端末が2015年5月以降に発売されたモデルである
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端末の支払いが完了している
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購入から100日以上経過している(キャリアによって条件が異なる)
条件を満たしていれば、中古であっても前の持ち主でなくとも解除できます。
以下の流れに沿って、SIMロックを解除します。
手順 |
内容 |
1. 解除条件の確認 |
キャリアごとの解除条件(契約期間、支払い状況、端末購入日など)を確認 |
2. IMEI番号の確認 |
iPhoneの「設定」>「一般」>「情報」でIMEI番号を確認(以下の画像参照) |
3. 解除手続き |
各キャリアのオンラインマイページ、電話、または店舗で手続き |
4. 解除コードの入力 |
解除コードが発行されたら、SIMカードを挿入してコードを入力 |
5. 動作確認 |
他のキャリアのSIMカードで動作確認 |
SIMロックを解除する際は、事前にキャリアごとの条件を確認し、万一に備えて事前にバックアップは取っておきましょう。
SIMロック解除の注意点
SIMロックを解除する際は、以下の4つに注意する必要があります。
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キャリアごとの条件を確認する
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ネットワーク利用制限を確認する
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公式が非推奨しているやり方で解除はしない
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事前にバックアップを取っておく
SIMロック解除の際にトラブルを起こさないためにも、注意するべき点を押さえておきましょう。
キャリアごとの条件を確認する
SIMロック解除の条件は、キャリアによって異なります。
細かい条件はキャリアごとに異なるものの、確認するべきは以下の3点です。
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契約期間
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購入方法(分割か一括か)
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過去の支払い履歴
キャリアによっては、購入からの期間や支払い完了が解除の条件になります。
SIMロック解除を行う場合は、まず利用しているキャリアの公式Webサイトやカスタマーサポートなどで条件を確認しましょう。
条件を満たしているか事前に確認することで、手続きの遅延や失敗を防ぐことができます。
ネットワーク利用制限を確認する
ネットワーク利用制限とは、端末料金の未払いや盗難、紛失などでキャリア側から通信利用を制限されている状態です。
中古iPhoneの場合、以前の購入者が料金を滞納していると使用ができない可能性があります。
また、ネットワーク利用制限がかかっている端末は、SIMロックを解除しても、他のキャリアのSIMカードを使用できません。
ネットワーク制限は、端末のIMEI(端末識別番号)に基づいており、各キャリアのWebサイトでIMEIを入力することで確認できます。
中古iPhoneを購入する際は、ネットワーク利用制限がないことを確認し、制限がかかっている場合、購入元に問い合わせるか、別の端末の利用を検討しましょう。
中古スマホ・タブレットの公式オンラインストア「PRODIG」では、ネットワーク制限含め、厳重な検査項目をクリアした商品のみを取り扱っております。
公式が非推奨しているやり方で解除はしない
SIMロック解除には、公式が非推奨しているやり方が紹介されていることがあります。
しかし、非推奨のやり方は、端末が使用不可になるリスクが懸念されるため、行わないようにしましょう。
最悪の場合、法的な問題に発展する可能性があります。
SIMロックはキャリアが提供している正規のやり方のみで行い、安全な手続きを心がけましょう。
事前にバックアップを取っておく
SIMロック解除は、基本的にデータを消さずに行えます。しかし、データ消失や設定リセットのリスクがあります。
予期せぬ事態を防ぐためにも写真、連絡先、アプリのデータなど、重要な情報をクラウドサービスや外部ストレージにバックアップしておきましょう。
バックアップを取っておくことで、データが消失したとしても、クラウドサービスや外部ストレージから復元できます。
データのバックアップは日頃から取っておき、SIMロックを解除する際にも確認を怠らないようにしましょう。
SIMロックを解除するメリット
SIMロック解除することで、iPhoneを利用する際の自由度が大幅に上がります。
SIMロックを解除するメリットは、以下の3つです。
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好きなキャリアを使用することができる
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海外での利用が便利になる
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売却価格が上がりやすくなる
SIMロックを解除するメリットを解説します。
好きなキャリアを使用することができる
SIMロックを解除することで、特定のキャリアの使用に縛られず、自由にキャリアを選択できます。
端末の契約元とは別のキャリアのSIMカードを差しても通信でき、乗り換えの自由度が大幅に向上するでしょう。
乗り換えの自由度が向上することで、月々の利用費を大幅に節約したり通信速度を選べたりするメリットがあります。SIMロック解除は、キャリア選択の自由を求める人に向いているでしょう。
海外での利用が便利になる
SIMロック解除済みのiPhoneなら、海外旅行や出張時も現地のSIMカードをスムーズに使えます。
SIMロックを解除することで、現地の格安SIMの利用が可能です。
現地の格安SIMを使用すれば、海外ローミングの料金よりも安くなる可能性があります。
一方、SIMロックがあると海外SIMの選択肢が狭まります。
海外への旅行や出張が多い方は、選択肢の多いSIMロック解除済みのiPhoneを選ぶのがおすすめです。
売却価格が上がりやすくなる
SIMロック解除済みのiPhoneは、どのキャリアでも利用できるため、中古市場で需要が高く、高値で売却できる傾向があります。
将来的にiPhoneを売ることを考えている場合は、SIMロック解除しておくと良いでしょう。
SIMロック解除で中古iPhoneの選択肢を増やそう
2021年10月にSIMロックは原則禁止になりました。しかし、市場には現在もSIMロックありの機種が出回っています。
中古iPhoneのSIMロックを自分で解除することができれば、キャリアの選択肢が豊富になります。選択肢が増えることで、予算や利用シーンに合わせた最適な一台を見つけやすくなるでしょう。
格安SIMや海外での使用を考えている方は、SIMロックを解除するのがおすすめです。また、自分でSIMロックを解除する際は、予期せぬトラブルを想定し、正規の方法やバックアップをしっかり取るようにしておきましょう。
中古スマホ・タブレットの公式オンラインストア「PRODIG」では、厳しい品質基準をクリアした中古iPhoneのみを取り扱っています。SIMロック解除済みのiPhoneを多数取り揃えているので、初めて中古iPhoneを購入する方でも安心して利用いただけます。
SIMロック解除に関するQ&A
SIMロック解除に手数料はかかりますか?
2023年10月1日以降、SIMロック解除は無料です。以前はキャリアショップで解除を依頼する場合、有料でしたが現在は店舗や電話での手続き含め全て無料で解除手続きが行えます。
中古iPhoneのSIMロック解除は自分でやるべきですか?
自分でSIMロック解除を行うのが不安な方は、店舗もしくは電話で手続きを進めることをおすすめします。
店舗や電話であれば、スタッフが親切丁寧に解除手順を教えてくれるため、スムーズにSIMロック解除が行えるでしょう。
ただし、店舗や電話でのSIMロックは待ち時間などが発生することがあります。
SIMロック解除後すぐ他社SIMは使えますか?
基本的にSIMロック解除が完了すれば、他社のSIMカードを購入することで利用できます。
ただし、以下の要因で使用できないケースもあります。
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SIMカードのサイズが合わない
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周波数帯が合わない
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APN(アクセスポイント)設定が必要な場合
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SIMロック解除されたiPhoneが利用するSIMカードの動作保証対象になっている
SIMロックを解除し、他社SIMを使用した場合に利用できない場合は、上記が原因の可能性があります。
SIMロックを解除することでデータが全消去されることはありますか?
SIMロック解除でデータが全消去される可能性はゼロではありません。データ消去を防ぐために事前にバックアップや、キャリアの情報や注意点をよく確認しましょう。
後悔しないためにも、データのバックアップは定期的に取ることをおすすめします。