中古のスマートフォンを探していると、「ネットワーク利用制限」「赤ロム」という言葉を見かけることがあります。
どちらも聞き慣れない用語ですが、実はこれを知らずに購入してしまうと“使えないスマホ”を掴んでしまうことも。
この記事では、スマホのネットワーク利用制限の仕組みや確認方法、そして安心して購入するためのチェックポイントを、初心者にも分かりやすく解説します。
ネットワーク利用制限とは?
ネットワーク利用制限とは、携帯キャリア(ドコモ/au/ソフトバンクなど)が「不正利用」や「未払い」を防ぐために導入している通信制限の仕組みです。
盗難・紛失・代金未払いといったトラブルが発生した端末は、キャリア側の判断で通信・通話ができない状態(=赤ロム)に設定されます。
これにより、不正入手されたスマホが悪用されるのを防止しています。
制限がかかる主な理由
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盗難・紛失の届け出が出された端末
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分割払いの代金が未払いのまま
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契約者情報の不正取得や詐欺的契約
つまり、ネットワーク利用制限はキャリアが社会的な安全性を守るためのセキュリティ機能です。
制限状態の見分け方
ネットワーク利用制限は、端末ごとに付与されている「IMEI(製造番号)」を使って確認できます。
IMEIはスマートフォンの“個体番号”のようなもので、次の手順で確認します。
iPhoneでのIMEI確認手順
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「設定」アプリを開く
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「一般」→「情報」をタップ
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一覧から「IMEI」または「IMEI1」の15桁の数字を確認
確認したIMEIを各キャリアの照会ページに入力すれば、利用制限の状態をチェックできます。
表示記号 | 状態 | 説明 |
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〇(マル) | 制限なし | 通信・通話が問題なく可能。安心して利用可能。 |
△(サンカク) | 条件付き | 現時点では利用可能だが、支払い状況によっては将来×になる可能性あり。 |
×(バツ) | 制限中 | ネットワーク利用不可。SIMカードを挿しても通信できない。 |
ー(ハイフン) | 判定待ち | 購入直後など、情報反映まで時間がかかっている状態。 |
とくに「×(バツ)」の端末は通信も通話も一切できない“赤ロム”の状態です。
Wi-Fi環境下での利用はできますが、SIMを挿しても電波をつかまないため、日常使いのスマホとしては不向きです。
「赤ロム」「白ロム」「黒ロム」の違い
中古スマホ市場では、ネットワーク利用制限の状態を次のような呼び方で表します。
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白ロム:制限なし(〇)=通信可能な安全端末
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赤ロム:制限中(×)=通信不可の端末
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黒ロム:不正入手が疑われ、将来的に赤ロム化の恐れがある端末
「赤ロム保証あり」と明記しているショップでは、購入後に万が一端末が×になっても交換や返金に応じてくれる制度が整っています。
中古端末を買うときは、この保証の有無を必ずチェックしましょう。
一度「×」になると解除はできない
ネットワーク利用制限が「×」になった場合、キャリア側で解除されることはほぼありません。
これは、未払いなどの契約違反を検知した結果として制限が課されているためです。
仮に元の契約者が後から支払いを済ませたとしても、キャリアの内部判断で制限解除されるケースは極めて稀です。
したがって、「あとで解除できるかも」と考えて購入するのは非常に危険です。
赤ロム化した時点で、端末は半永久的に通信不能な状態になります。
中古iPhoneを購入する前に必ず行うべきチェック
中古iPhoneを購入する際は、トラブルを避けるために以下の点を必ず確認しましょう。
① 販売店の信頼性をチェック
大手中古ショップや専門リユース業者では、事前に利用制限チェックを済ませた端末のみを販売しています。
一方、個人間取引(フリマアプリ・オークションなど)では、状態や保証が曖昧なケースが多いため注意が必要です。
② IMEIでキャリア公式ページから照会
各キャリアには専用の照会サイトがあります。
購入前に必ずIMEIを入力して状態を確認しましょう。
③ 「赤ロム保証」があるか確認
保証がある販売店であれば、購入後に万が一「△→×」へ変化しても安心です。
保証内容(期間・対応範囲)を購入前に必ず確認しましょう。
ネットワーク制限とSIMロックの違いにも注意
よく混同されるのが「SIMロック」です。
SIMロックは、特定のキャリア以外のSIMカードを使えないようにする設定であり、端末の支払い状況とは関係ありません。
一方で、ネットワーク利用制限は「端末自体が不正扱いになっている」状態です。
SIMロック解除をしても通信が復旧することはありません。
この違いを正しく理解しておくことで、購入後のトラブルを防ぐことができます。
【まとめ】中古iPhone購入時は必ず「IMEIチェック」+「保証付き」で安心を
ネットワーク利用制限は、スマートフォンを安全に利用するための重要な仕組みです。
しかし、知らずに「×」状態の赤ロム端末を購入してしまうと、通信できない“文鎮化スマホ”を掴むことになりかねません。
購入前のIMEIチェックと販売店の保証内容確認は、トラブルを避ける最善の対策です。
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購入後に万が一、ネットワーク利用制限が「×」になってしまった場合でも、6か月以内であれば交換または全額返金に対応します。
さらに、掲載している全商品は事前にキャリア照会済み・動作確認済み。
初めて中古端末を購入する方でも安心して選べるよう、商品ページにはIMEI情報・制限状態を明示しています。
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