AppleとISSEY MIYAKEのコラボアクセサリ「iPhone Pocket」が登場し、発売直後から「高すぎる」「でも欲しい」「もう売り切れ?」と話題になっています。カラフルなニット素材のポーチにiPhoneを差し込み、ショルダーのように身につけるスタイルは、これまでのスマホケースとはまったく違う発想です。一方で、ショート約2万円台後半、ロング約3万円台後半という強気の価格に、「そのお金があれば中古iPhoneをグレードアップできるのでは?」と悩む人も少なくありません。
おしゃれと実用性を両立できるスマホポーチの選び方をまとめてご紹介します。
iPhone Pocketとは?Apple×ISSEY MIYAKEの話題コラボを整理

iPhone Pocketは、Appleと日本を代表するブランドISSEY MIYAKEが共同開発した、ニット素材のスマホ用ポーチです。一般的な「ケース」や「カバー」と違い、スマホ全体を柔らかい編み地のポケットに差し込んで持ち歩く、いわば「身につけるiPhoneストラップ」。ストラップ部分を肩から斜め掛けすれば、スマホをバッグのように持ち運ぶことができます。
コンセプト
コンセプトになっているのは、ISSEY MIYAKEが長年追求してきた「一枚の布(A Piece Of Cloth)」という思想。縫い目を極力減らし、3Dニットの技術で立体的に編み上げることで、iPhone Pocketは“ほとんど継ぎ目のない袋”として成り立っています。リブ状のメッシュ編みになっているため、何も入れていないときはフラットでコンパクトですが、iPhoneを入れると立体的にふくらみ、さらにAirPodsやリップ、カードなどの小物も一緒に持ち運べるのが特徴です。
サイズ
サイズは、首掛け&短めのショートストラップと、斜め掛けしやすいロングストラップの2種類。色展開もISSEY MIYAKEらしいビビッドなレモンイエローやピンク、落ち着いたブラックやブラウンなど、多彩なバリエーションが用意されています。どの色も「洋服の一部」として違和感なく溶け込むよう計算されており、シンプルなTシャツ+デニムに合わせるだけで、コーディネートの主役級アイテムになる存在感です。
iPhone Pocket自体は、最新のiPhone 17シリーズに合わせて登場しましたが、「どの世代のiPhoneにも対応するユニバーサル設計」であることもポイント。iPhone miniシリーズのような小型機から、Pro Maxクラスの大きめモデルまで、ニットが伸縮することで幅広いサイズをカバーできるのが、従来のハードケースにはない魅力と言えます。
iPhone Pocketの基本仕様とコンセプト
iPhone Pocketが注目されている理由のひとつは、「スペック表」に書ける要素以上に、コンセプトがはっきりしているプロダクトだからです。素材はポリエステルを中心とした合成繊維で、ナイロンやポリウレタンを混ぜた3Dニット構造。軽く、しなやかで、引っ張りにも強い設計になっています。
基本的な仕様をざっくりまとめると、次のようになります。
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対応機種:全世代のiPhone(サイズ問わず対応可能なユニバーサル設計)
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素材構成:ポリエステル中心の3Dニット(ナイロン・ポリウレタンなど混紡)
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ストラップ:ショート(首掛け・手持ち向き)とロング(斜め掛け向き)の2種類
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収納力:iPhone+小物(AirPods、カード、鍵、リップなど)が入るサイズ感
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デザイン:リブメッシュ編みで、中身がうっすら見える半透け構造
AppleとISSEY MIYAKEのニュースリリースでも、「iPhoneを身につける新しい方法」「装いにポケットを追加する発想」といったフレーズが強調されています。つまり、iPhone Pocketはスマホ保護グッズというより、「ファッションアイテム+モバイルポケット」として企画されているということです。
このコンセプトを理解しておくと、後で出てくる「価格が高いのでは?」という疑問に対しても、「スマホケースの延長」ではなく、「ハイブランドのバッグやアクセサリと同じ土俵で考えるべきアイテム」として評価しやすくなります。
3Dニットとリブメッシュが生み出す独特の質感
iPhone PocketのレビューやSNSの声を見ると、「質感が想像以上だった」「写真で見るより立体感がある」という感想が多く見られます。その理由が、ISSEY MIYAKEが得意とする3Dニットと、リブメッシュの編み地です。
一般的なニットポーチは、平面の編み地を縫い合わせることで立体にしていますが、iPhone Pocketは“ほぼ一体成形”で袋状に編まれています。これにより、縫い目やごろつきが少なく、iPhoneを出し入れするときに引っかかりが少ないのが特徴です。また、リブ状の凹凸があることで、光の当たり方によって表情が変わり、シンプルな無地カラーでも奥行きのあるテクスチャーに見えるよう工夫されています。
メッシュの隙間からは、うっすらと中のiPhoneやカード類が見えるため、「あ、ちゃんと入っているな」という安心感も得られます。一方で、完全に中身が丸見えになるほど透けているわけではないので、スタイリングを邪魔せず、さりげないアクセントとして機能します。この「見えそうで見えない」バランス感覚も、ISSEY MIYAKEらしいデザインと言えるでしょう。
さらに、ニット素材ならではの伸縮性のおかげで、iPhone以外の持ち物を柔らかく包み込めるのもポイント。AirPodsケースを横に入れたり、薄めのミニ財布を一緒に入れたりと、自分の持ち物に合わせて“容量”が変化してくれます。これはハードケースやレザーのミニバッグにはない、ニットならではの自由度です。
価格は本当に高い?iPhone Pocketの値付けと「価値があるか」を冷静にチェック

iPhone Pocketがここまで話題になった最大の理由は、「デザイン」だけでなく「価格」にあります。ショートストラップ版が約$150、日本円で2万円台後半、ロングストラップ版が約$230、日本円で3万円台後半と、スマホアクセサリとしてはかなり高額な部類です。
一方で、ファッションやブランドアイテムの世界では、「ISSEY MIYAKEのバッグやストール」と考えると、そこまで突飛な価格ではありません。つまり、「スマホアクセ」として見るか、「ハイブランドのショルダーバッグ」として見るかで、評価が大きく変わるアイテムだと言えます。ここでは、価格の内訳や他のアクセサリとの比較を通じて、「自分にとって価値があるか」を整理していきましょう。
ショートとロングの価格・サイズ・カラバリ比較
まずは、ショートストラップ版とロングストラップ版の違いを整理します。細かな数字には多少の為替差がありますが、イメージとしては次のような関係です。
| 種類 | 参考価格帯 | 主な使い方 | ストラップ長さのイメージ | カラーバリエーションの特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ショート | 約¥2万台後半 | 首掛け・手持ち | 胸〜お腹あたり | レモン・ピンクなど明るい色が多い |
| ロング | 約¥3万台後半 | 斜め掛け・肩掛け | 腰〜太ももあたり | 黒・茶など落ち着いた色が中心 |
ショートは「アクセサリ寄り」、ロングは「バッグ寄り」の立ち位置と考えると分かりやすいでしょう。ショートは、首から下げてコーディネートの差し色にしたり、バッグのハンドルに結んだりと、ファッション小物に近い使い方が中心。ロングは、完全にミニショルダーバッグのように使えるので、手ぶらスタイルが多い人に向いています。
カラーバリエーションも、ショートはビビッドな色が多く、ロングは落ち着いたカラーが中心です。「服がモノトーンで退屈になりがちなので、差し色が欲しい」という人はショート、「毎日の通勤でiPhone+必需品を身につけたい」という人はロングを選ぶと、失敗しにくくなります。
価格だけを見ると、ロングの方が割高に感じるかもしれませんが、「1つのミニバッグ」と考えれば、一般的なデザイナーズブランドのバッグよりは控えめな価格とも言えます。このあたりをどう解釈するかが、「価値がある」と感じるかどうかの分かれ目です。
他のスマホポーチやApple純正アクセサリとの比較
iPhone Pocketを検討するときに、ぜひ一度立ち止まって考えたいのが、「同じ予算で何が買えるか」です。例えば、一般的なスマホショルダーやポシェットであれば、量販店やECサイトで¥2,000〜¥5,000程度でかなり選択肢があります。レザー製のミニショルダーでも、1万円前後のアイテムは多数存在します。
同じApple純正系のアクセサリで見ても、MagSafeレザーウォレットやApple Watchのバンドなどは1万円前後が中心で、iPhone Pocketはそれらより一段高い価格帯に設定されています。つまり、「Appleアクセの中でもプレミアムライン」「ISSEY MIYAKEの限定アイテム」として、明らかにポジションが違うプロダクトです。
こうした比較をすると、「やっぱり高い」と感じる人も多いはずです。ただし、iPhone Pocketの価格には、次のような要素も含まれています。
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ISSEY MIYAKEのデザイン料・ブランド価値
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3Dニットで一体成形する特殊な生産技術
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限定コラボによる希少性(再販が読みにくい)
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iPhoneだけでなく、ちょっとした小物も持ち運べる利便性
これらを踏まえてもなお、「自分の生活でどれくらい活躍するか?」をイメージしてみると、冷静な判断がしやすくなります。「毎日使うなら、ブランドバッグとしては妥当」「たまにしか使わないなら、中古iPhoneのグレードアップに回したい」といった具合に、ライフスタイルによって結論は変わってくるはずです。
売り切れ・再販情報:iPhone Pocketはどこで買える?今から入手する現実的なルート
発売直後から世界中で話題になったiPhone Pocketは、Apple公式オンラインストアや一部のApple Store店舗で取り扱われ、国やカラーによっては即日完売したとの報道も出ています。日本でも、オンラインでは一時的に「在庫切れ」表示が続き、店頭ではごく限られた数量が入荷するのみ、という状況になっているエリアが多いようです。
ここでは、「これからiPhone Pocketを手に入れたい」という人に向けて、現時点で考えられるルートや、再販に関する考え方、そして中古やフリマで狙う際の注意ポイントを整理します。
発売日と販売チャネル、完売までの流れ
iPhone Pocketは、2025年11月中旬にAppleとISSEY MIYAKEから正式発表され、同月中旬に一部の国と地域のApple Storeおよびオンラインストアで販売開始されました。販売地域は、日本を含む8つ前後の国・地域に限定されており、「世界中どこでも買える」というよりも、ある程度絞った展開になっています。
販売チャネルは大きく分けて次の2つです。
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Apple公式オンラインストア
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一部のApple Store実店舗(旗艦店や主要都市の大型店が中心)
SNS上の報告やニュースを見る限り、オンラインでは発売日当日に多くのカラー・サイズが一気に売り切れ、実店舗でも「開店直後に列ができ、午前中で完売」といった状況が見られました。特に派手なカラーや、使い勝手の良いロングストラップは人気が集中し、在庫が薄くなりやすい傾向があります。
こうした限定コラボアイテムでは、「発売日を逃すと公式からの入手は難しくなる」ケースがほとんどです。iPhone Pocketも例外ではなく、日本国内でも「次回入荷未定」と案内している店舗が多い状況です。
再販の可能性と、中古・フリマで狙うときの注意点
気になるのが「再販の有無」ですが、AppleとISSEY MIYAKEは今のところ明確な再販スケジュールを公表していません。追加生産が行われる可能性はありますが、完全な受注生産ではなく「コレクションの一部」として企画されている以上、無制限に再販されるプロダクトではないと考えておくのが現実的です。
そのため、今からiPhone Pocketを狙うなら、次のようなルートが候補になります。
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Apple公式オンラインストアの在庫復活をこまめにチェックする
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近隣のApple Storeに電話で入荷状況を確認する
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フリマアプリやオークションサイト、セレクトショップの買い付け品をチェックする
中古やフリマでの購入を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。
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ニット製品のため、毛玉・伸び・色褪せなどの使用感が出やすい
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匂いや汚れなど、写真では分かりにくいコンディションもある
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レアカラーや未使用品は、定価以上のプレミア価格になる可能性が高い
「どうしてもこの色が欲しい」「ISSEY MIYAKEファンとして、コレクションに加えたい」という場合は、中古市場も選択肢になりますが、純粋に“コスパ”だけを重視するなら、無理にプレミア価格を追いかける必要はありません。次の章から解説するように、「本体は中古iPhoneで賢く抑えて、アクセサリは自分の予算感に合うものを選ぶ」という発想も十分アリだからです。
iPhone Pocketのメリット:ファッション性・利便性・限定性

ここからは、iPhone Pocketの具体的なメリットを整理していきます。著者はPocketと聞いて、パンツのポケットを連想してしまいましたが・・・ニュースやSNSでは「靴下みたい」「高すぎる」といったネガティブな意見も目立ちますが、実際に手にしたユーザーからは「想像よりかわいい」「コーディネートの主役になる」といった声も少なくありません。
iPhone Pocketの強みは、大きく分けると次の3つです。
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ファッションとしての存在感(Apple×ISSEY MIYAKEというストーリー)
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両手が空き、スマホと小物をまとめて持ち歩ける利便性
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限定コラボならではの特別感・コレクション性
「毎日使うからこそ、人と違うものを持ちたい」という人にとって、この3点は価格以上の価値になり得ます。
「服の一部としてiPhoneを身につける」という新しい体験
iPhone Pocketが他のスマホアクセサリと決定的に違うのは、「iPhoneを洋服の一部にしてしまう」という発想です。従来は、スマホはポケットやバッグに入れて持ち歩く“モノ”でしたが、iPhone Pocketを使うと、スマホそのものがアクセサリとしてコーディネートに組み込まれます。
この体験は、特に以下のような人に刺さりやすいでしょう。
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極力バッグを持ちたくないミニマル志向の人
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スマホショルダーをすでに使っていて、よりデザイン性の高いものを探している人
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ISSEY MIYAKEの服やバッグが好きで、ブランドの世界観を日常にも取り入れたい人
リブメッシュの編み地とカラフルなカラー展開のおかげで、シンプルなTシャツ+ボトムスの組み合わせにiPhone Pocketを足すだけで、コーデ全体がぐっと“今っぽく”見えるのもポイントです。特にショートストラップは、長めのネックレスやスカーフのような感覚で使えるので、ファッション性を重視する人に向いています。
また、「iPhoneを常に身につけていたいけれど、ポケットに入れるとシルエットが崩れる」「パンツやスカートにポケットがない」といった悩みも解消してくれます。洋服のディテールを損なわずにスマホを携帯できる点は、ファッション好きのユーザーにとって大きなメリットと言えるでしょう。
両手が空く・小物も入るなど実用面のメリット
デザイン性ばかりが注目されがちなiPhone Pocketですが、実は実用性もしっかり考えられています。3Dニットのポケット部分は程よい伸縮性があり、iPhone以外にもAirPodsケースやリップ、カードキーなど、最低限の小物を一緒に収納可能。
具体的には、次のようなシーンで活躍します。
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近所のコンビニやカフェに行くとき:iPhone+キャッシュレス決済カードだけで身軽に外出
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フェスやライブ、テーマパーク:貴重品を身につけたまま両手を自由に使える
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旅行先の街歩き:撮影用スマホ+翻訳アプリ+マップをすぐ取り出せる位置にキープ
特にロングストラップタイプは、斜め掛けすることで完全に両手が空くため、カメラを構えたり、荷物を持ったり、子どもと手をつないだりといった場面でもストレスがありません。メインバッグとは別に「フロントポーチ」としてスマホだけを身につけておけるので、リュックやトートの中をゴソゴソ探さなくていいのも快適です。
ニット素材は柔らかく、金属製の金具も最小限なので、iPhone本体への当たりが優しいという利点もあります。うっかり落としてしまったときも、ある程度クッションになってくれる構造です(もちろん、ハードケースほどの耐衝撃性は期待しすぎない方が良いですが)。
このように、iPhone Pocketは単なるファッションアイテムというより、「スマホ+最低限の持ち物をまとめて持ち歩くためのミニバッグ」として、日常生活の動線を変えてくれる可能性を秘めたアイテムだと言えます。
iPhone Pocketのデメリット:価格、汚れやすさ、好みが分かれるデザイン

一方で、iPhone Pocketには明確なデメリットも存在します。SNSで話題になったように、「靴下みたい」「切りっぱなしの布にしか見えない」と感じる人もいて、好みが大きく分かれるデザインであることは否めません。また、価格はスマホアクセサリとしてはトップクラスに高く、布製ゆえの汚れやすさ・経年変化も気になるポイントです。
ここでは、購買前に知っておきたい「弱点」を整理し、「自分にとって許容できるか?」を考える材料をまとめます。
「高すぎる」「靴下みたい」と言われるポイント
iPhone Pocketに対してよく見られる意見が、「これなら自分で編めそう」「高級な靴下にしか見えない」というものです。確かに、写真だけで見ると「細長いニットの袋」に見えるため、価格とのギャップが大きく感じられます。
また、Appleは過去にも「高価な布」系アクセサリ(例:¥2,000台のポリッシングクロス)を販売して話題になったことがあり、「またやったのか」というネタ的な受け止め方をするユーザーも少なくありません。
デザインについても、次のような点が好みを分けます。
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カラフルすぎて、落ち着いた服装には合わせにくいと感じる人がいる
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メッシュ越しに中身が見えるデザインが「生活感が出すぎる」と感じる場合がある
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「スマホはあくまでガジェット。服の一部として主張してほしくない」という価値観の人には合わない
つまり、「そもそもコンセプトに共感できるか」が非常に重要です。逆に言えば、「ISSEY MIYAKEやAppleのデザインストーリーが好き」「身につけられるガジェットが好き」という人にとっては、価格を超える楽しさを与えてくれる可能性があります。
布製ならではの経年変化とメンテナンスの手間
もうひとつの大きなデメリットが、布製ニットであることによる耐久性とメンテナンス面の課題です。革やハードケースと違い、ニット素材はどうしても次のような経年変化が出てきます。
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摩擦による毛玉
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明るい色の汚れやすさ、黒ずみ
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重いものを入れたときの伸び・型崩れ
特に明るいレモンやピンク系カラーは、毎日の通勤や外出で使ううちに、袖口やバッグとの擦れで汚れが目立ちやすくなります。汚れた場合に洗えるかどうかは製品のケアタグに従う必要がありますが、ニットの縮みや色落ちのリスクを考えると、気軽に洗濯機に入れられるタイプではありません。
また、スマホ以外に厚みのある小物を入れすぎると、ポケット部分が伸びて形が戻りにくくなる可能性もあります。そうなると、せっかくの立体的なフォルムやフィット感が損なわれてしまいます。
長く大事に使うには、「荷物を入れすぎない」「汚れやすい場所では控える」「使用後は形を整えて保管する」といった気遣いが必要です。こうしたメンテナンスを楽しめる人には向いていますが、「何も考えずにガシガシ使いたい」「多少雑に扱っても気にならないものがいい」という人には、レザーや合皮のショルダーポーチ、あるいはもっと手頃な価格帯のスマホショルダーを選んだ方がストレスが少ないでしょう。
予算の使い方を見直そう:iPhone Pocketを買うか、中古iPhone本体に回すか
ここまで見てきたように、iPhone Pocketは「デザインとストーリーに価値を感じる人向けのアイテム」であり、万人にとっての“正解アクセサリ”ではありません。むしろ、予算の使い方次第では、「iPhone Pocketを買うより、中古iPhone本体をグレードアップした方が満足度が高い」というケースも多いはずです。
例えば、ロングストラップ版に3万円台後半を使うなら、その予算を中古iPhoneの上位モデルやストレージ増量に回すこともできます。ここでは、「アクセ重視か、本体重視か」を考えるシンプルなフレームを紹介しつつ、型落ち中古iPhone+手頃なショルダーという現実的な選択肢についても解説します。
アクセ重視か、本体重視かを決めるシンプルな基準
予算配分を考えるときの基本は、「自分がいちばんこだわりたいポイントはどこか?」をはっきりさせることです。ざっくり言うと、次の2軸で考えると整理しやすくなります。
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軸1:写真・ゲーム・仕事など、iPhone本体の性能をどこまで求めるか
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軸2:ファッションとしての満足感や、持ち物への愛着をどこまで重視するか
もしあなたが、「カメラ性能や処理速度が最優先」「できるだけ長く快適に使いたい」と考えるなら、iPhone Pocketの予算を本体に回す方が合理的です。例えば、型落ちのiPhone 14シリーズやiPhone 13シリーズの上位モデルを中古で選ぶことで、最新機種に近い体験をかなりリーズナブルに実現できます。
逆に、「毎日身につけるものだから、多少高くても気に入ったデザインがいい」「iPhone本体は型落ちでもOK」というタイプなら、iPhone Pocketへの投資は十分アリです。中古iPhoneで本体価格を抑え、その浮いた予算でiPhone Pocketを購入することで、トータルの出費をバランスさせることもできます。
いずれにせよ、「本体もアクセも新品・最新・フルスペック」で揃えようとすると、出費は一気に跳ね上がります。コスパ重視の視点では、「どちらか一方は型落ち・中古で賢く抑える」という発想が重要です。
型落ち中古iPhone+手頃なショルダーという選択肢
現実的でコスパの良い選択肢としておすすめなのが、「型落ち中古iPhone+手頃なスマホショルダー」の組み合わせです。例えば、iPhone 13シリーズやiPhone 14シリーズの中古を選び、アクセサリは¥3,000〜¥5,000程度のショルダーやミニポーチにすることで、iPhone Pocketの半額以下の予算で十分におしゃれな“iPhoneスタイル”を作ることができます。
このアプローチのメリットは、次の通りです。
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本体の性能がしっかりしているので、カメラやゲーム、仕事にも長く対応できる
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アクセサリ側はトレンド変化に合わせて気軽に買い替えやすい
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もし落としたり汚したりしても、精神的ダメージがiPhone Pocketほど大きくない
PRODIGでは、状態ランクや容量、カラー、シリーズごとに中古iPhoneを探せるので、「本体はしっかり、中身はお得」に組み合わせたい人との相性が良いはずです。後ほど詳しく紹介しますが、状態ランクAやBの端末を選べば、見た目もきれいで日常使用に十分なクオリティのiPhoneを手に入れられます。
そのうえで、「どうしてもiPhone Pocketの世界観を味わってみたい」という場合は、中古市場で相場をチェックしつつ、予算に無理のない範囲で狙うのがおすすめです。
👉型落ちiPhoneがおすすめ!実は新品で買える?今買うべきモデルをプロが解説
ファッションと実用性を両立するiPhoneポーチの選び方
iPhone Pocketは魅力的ですが、「さすがに予算オーバー」「もう売り切れている」という人も多いはずです。そこで現実的な選択肢として考えたいのが、他のスマホショルダーやポーチです。今はさまざまなブランドから、機能的かつおしゃれなスマホポーチが登場しており、¥3,000〜¥5,000程度でも十分に満足できるアイテムが見つかります。
ここでは、ファッションと実用性の両方を満たすiPhoneポーチを選ぶときにチェックしたいポイントを整理します。
シーン別(通勤・休日・旅行)で見る最適なスタイル
まず意識したいのが、「どんなシーンで一番よく使うか」です。シーンごとに求められる機能は微妙に違うため、用途を絞るだけで選びやすくなります。
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通勤・通学メイン
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落ち着いたカラーで、オフィスカジュアルにも馴染むデザイン
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定期券や社員証、交通系ICカードを一緒に入れられるポケットがあると便利
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耐久性のある素材(ナイロン・レザー・合皮など)
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休日の街歩き・ショッピング
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コーデのアクセントになる色やデザイン
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長時間身につけても疲れにくい軽さ
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最低限の小物(鍵・カード・リップ)を入れられる容量
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旅行・フェス・イベント
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ファスナーやスナップボタン付きで、中身が落ちにくい構造
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斜め掛けできるロングストラップ
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汚れが目立ちにくい色、あるいは洗える素材
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iPhone Pocketはどちらかというと「休日・イベント寄り」のアイテムなので、通勤にガンガン使いたい人は、少し抑えめのデザインや汚れに強い素材のポーチを別で用意するのも賢い選択です。
長く使うためにチェックしたい素材・機能
もうひとつ重要なのが、「長く使えるかどうか」という視点です。高価なiPhone Pocketであれ、手頃なスマホショルダーであれ、数か月でボロボロになってしまってはコスパが悪くなってしまいます。
チェックしたいポイントは、次の通りです。
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素材の耐久性:ナイロンやキャンバス、レザーなど、擦れや汚れに強いか
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ストラップの強度:金具部分がしっかりしているか、調整がしやすいか
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収納のしやすさ:iPhoneを出し入れしやすい口の広さか、裏地が引っかからないか
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防水性:突然の雨やドリンクのこぼれに、どこまで耐えられそうか
特に、iPhone 14 Pro MaxやiPhone 15 Pro Maxのような大きめモデルを使っている場合は、サイズ感のチェックが必須です。「ポーチ自体はおしゃれなのに、端末が入らない」ということがないよう、内寸も確認しておきましょう。
本体を中古で賢く選びつつ、こうしたポイントを押さえたポーチを組み合わせれば、iPhone Pocketのようなハイエンドアクセサリがなくても、十分に快適でおしゃれなスマホライフを実現できます。
よくある質問(FAQ):iPhone Pocketと中古iPhone選びの疑問をまとめて解決
最後に、iPhone Pocketと中古iPhone選びに関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめます。検索ユーザーが知りたいポイントを押さえておくことで、自分にとってベストな選択肢を見つけやすくなるはずです。
iPhone Pocketは将来プレミアが付く?
Q:iPhone Pocketは限定コラボと聞きました。将来的にプレミアが付いて値上がりする可能性はありますか?
A:Apple×ISSEY MIYAKEという組み合わせは非常に話題性が高く、発売直後から世界的に売り切れが相次いだこともあり、短期的にはフリマやオークションで定価以上の価格が付く可能性があります。ただし、「絶対に値上がりする」「投資対象になる」と言い切ることはできません。
将来価値がつきやすいのは、おおむね次のような条件を満たすアイテムです。
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生産数が少なく、再販がされない
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当時のカルチャーやデザインを象徴するアイコン的存在になる
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未使用に近い状態で保管されている個体が少ない
iPhone Pocketは、現時点で生産数や再販予定が公表されていないため、「希少性はあるが、どこまでプレミア化するかは未知数」というのが正直なところです。純粋にプレミア狙いで購入するよりも、「使いながら楽しみつつ、結果的に価値が残ればラッキー」と考えるくらいがちょうどいいでしょう。
最後に
iPhone Pocketは、単なるスマホアクセサリではなく、「AppleとISSEY MIYAKEが一緒につくった、身につけるプロダクト」です。価格だけを見れば確かに高価ですが、その背景には、3Dニット技術やブランドの哲学、ファッションとしての提案が詰め込まれています。
一方で、全ての人にとって“買うべきアイテム”かと言われれば、答えはNOです。コスパや実用性を最優先するなら、その予算を中古iPhone本体のグレードアップや、手頃で機能的なスマホショルダーに回した方が、日々の満足度が高くなるケースも多いでしょう。
大切なのは、「自分は何にお金をかけたいのか」をはっきりさせること。
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デザインやストーリーにワクワクするなら、iPhone Pocketはきっと特別な相棒になります。
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カメラやゲーム、仕事の快適さを重視するなら、中古iPhoneの賢い選び方を押さえることが重要です。
PRODIGでは、状態ランク付きの中古iPhoneやお得なセール品・ジャンク品まで、多彩なラインナップを揃えています。iPhone Pocketのような話題のアクセサリをチェックしつつ、「本体は中古で賢く」「アクセは自分の価値観で選ぶ」というスタイルで、自分だけのベストなiPhoneライフを見つけてみてください。
