iPhone 13 mini vs iPhone SE3！「最後の小さいiPhone」、本当にあなたに合うのはどっち？

公開日: 2025年09月23日更新日: 2025年09月23日

「もう、あのサイズのiPhoneは手に入らないんだろうか…」

新しいiPhoneが発表されるたびに、手のひらにすっぽり収まる、あの絶妙なサイズ感を懐かしく思う方は少なくないはずです。Appleのラインナップからコンパクトモデルが姿を消して久しく、「大きいスマホはもう十分」と感じているユーザーの行き場は、どこにあるのでしょうか。

最新の「iPhone Air」は、驚くべき薄さを実現しましたが、6.5インチというサイズは求めているものと違います。薄さと引き換えに本体が曲がってしまわないかという不安や、動画や音楽を楽しむには少し物足りないモノラルスピーカー、そして何より高価な価格設定に、二の足を踏んでしまうのも無理はありません。

しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。私たちの手に馴染んだ「真のコンパクトiPhone」の血統は、「iPhone 13 mini」と「iPhone SE(第3世代)」という2つの名機の中に、確かに生き続けています。

この記事では、そんな「最後の小さいiPhone」とも言える2つのモデルを徹底的に比較し、あなたのための最高の選択肢を再発見するお手伝いをします。高品質な中古品という賢い選択肢を知れば、もう一度、あの理想のサイズ感を最高の状態で手にすることができるはずです。

「もう一度、あのサイズ感を」小さいiPhoneが愛され続ける理由

なぜ私たちは、これほどまでに小さいiPhoneに惹かれるのでしょうか。それは、大型化したスマートフォンが失ってしまった、かけがえのない魅力があるからです。

圧倒的な携帯性！ポケットがいつもの軽さを取り戻す

デニムのポケットに滑り込ませても、小さなバッグに入れても、その存在を過度に主張しない。大きいスマホのように、座るときにわざわざポケットから出す必要もありません。この身軽さこそ、私たちが本来スマートフォンに求めていた快適さの一つではないでしょうか。

片手で完結する、あの頃の快適な操作性

画面の隅々まで親指一本で届く安心感。満員電車の中や、もう片方の手でコーヒーカップを持っている時でも、SNSのチェックからメッセージの返信まで、すべての操作が片手で完結します。スマートフォンを「使う」のではなく「使いこなす」感覚が、そこにはあります。

メイン機との2台持ちにも最適なサイズ感

大画面のスマホと併用する場合でも、小さいiPhoneは最高のパートナーになります。通話や決済、簡単な連絡は小さいiPhoneでスマートにこなし、動画視聴や電子書籍はメインのスマホで、といった使い分けも、このサイズ感だからこそストレスなく実現できます。

一目でわかる！iPhone 13 miniとiPhone SE(第3世代)のスペック比較表

まずは、両者のスペックの違いを比較表で見てみましょう。参考として、最新のiPhone Airの情報も掲載しますが、特にスピーカーの項目に注目してみてください。

スペック	iPhone 13 mini	iPhone SE (第3世代)	（参考）iPhone Air

ディスプレイ	5.4インチ Super Retina XDR	4.7インチ Retina HD	6.5インチ Super Retina XDR
サイズ(高さ×幅×厚さ)	131.5 × 64.2 × 7.65 mm	138.4 × 67.3 × 7.3 mm	156.2 × 74.7 × 5.64 mm
重量	140 g	144 g	165 g
CPU	A15 Bionic	A15 Bionic	A19 Pro
カメラ	デュアルカメラ・12MP広角・12MP超広角	シングルカメラ・12MP広角	Fusionカメラシステム・48MP広角・超広角
生体認証	Face ID (顔認証)	Touch ID (指紋認証)	Face ID (顔認証)
スピーカー	内蔵ステレオスピーカー	内蔵ステレオスピーカー	内蔵モノラルスピーカー
コネクタ	Lightning	Lightning	USB-C
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【利用シーン別】あなたにピッタリなのはどっち？5つのポイントで徹底解説

スペックの違いを踏まえ、どちらのモデルがあなたの心に響くのか、具体的な5つのポイントで深掘りしていきます。

ポイント1：画面の美しさと先進性で選ぶなら「iPhone 13 mini」

「小さいけれど、中身は一級品であってほしい」そう考えるなら、iPhone 13 miniがその期待に応えます。ベゼルレスのモダンなデザインに、有機EL（Super Retina XDR）ディスプレイを搭載。引き締まった黒と鮮やかな色彩は、何気なく撮った写真一枚でさえも特別なものに見せてくれます。動画コンテンツを存分に楽しみたい方にも最適です。

ポイント2：安心感のある操作性と価格で選ぶなら「iPhone SE(第3世代)」

「やっぱりホームボタンがないと落ち着かない」という方には、iPhone SE(第3世代)が唯一無二の選択肢です。指紋で一瞬でロック解除できるTouch IDの快適さは、今なお健在。何より、iPhone 13 miniと同じパワフルな頭脳（A15 Bionic）を持ちながら、価格をぐっと抑えられるのが最大の魅力です。堅実で間違いのない選択と言えるでしょう。

ポイント3：思い出をより鮮やかに残すカメラ性能なら「iPhone 13 mini」

旅先の広大な風景や、友人たちとの楽しい食事のひととき。iPhone 13 miniのデュアルカメラなら、そんな大切な瞬間をより豊かに記録できます。特に「超広角カメラ」は、SE(第3世代)にはない大きな武器。空間の広がりをダイナミックに写し取り、写真表現の幅を大きく広げてくれます。

ポイント4：処理性能はどちらもパワフル！長く使える安心感

心配は無用です。iPhone 13 miniとSE(第3世代)は、どちらもiPhone 13 Proと同じ「A15 Bionicチップ」を心臓部に持っています。日常使いで性能に不満を感じることはまずありえませんし、数年先までOSのアップデートにも対応できるパワフルさは、長く愛用したい私たちにとって心強い味方です。

ポイント5：少しでも長く使いたい、バッテリー性能の比較

バッテリー性能では、iPhone 13 miniがSE(第3世代)をわずかに上回ります。一日中外出する際など、少しでもバッテリーの心配を減らしたい方は、iPhone 13 miniを選ぶとより安心感を得られるでしょう。

【番外編】最新のiPhone Airはコンパクト派にとって「じゃない」？気になる3つのこと

最新モデルのiPhone Airですが、小さいiPhoneを愛する私たちにとっては、少し気になる点があります。

大きすぎるサイズと価格： 6.5インチというサイズは、もはやコンパクトとは呼べません。価格も、気軽に手を出せる範囲を超えていると感じる方が多いでしょう。
薄さと引き換えの懸念点： 驚異的な薄さは魅力的ですが、「ポケットの中で曲がってしまわないか」という不安がよぎります。また、スピーカーがモノラル仕様のため、動画や音楽を本体だけで楽しむ際には物足りなさを感じるかもしれません。
最新機能は本当に必要か： 最新のチップや機能はもちろん高性能ですが、私たちがスマートフォンに求めるのは、本当にそこでしょうか。手に馴染むサイズ感と、サクサク動く快適さ。A15 Bionicチップはその条件を十二分に満たしてくれています。