スマホを購入したい、買い替えたいと考えている方に向けて、中古スマホの危険性について解説する記事です。
新品だと高額なスマホも、中古であれば安く手に入ります。
しかし個人的なものであるスマホを中古で買うことに、「危険性があるのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、中古スマホの6つの危険性と、安全性の高い端末を購入するためのポイントについて解説します。
参考にしていただければ、どのようなところで、どのようなポイントに注意しながら購入するべきかおわかりいただけるはずです。
中古スマホのメリット
中古スマホの危険性を見ていく前に、まずはメリットについて確認していきましょう。 危険性がある一方で、次のようなメリットもあります。
メリット①安価に購入できる
まずは安価に購入できることです。
新品のスマホは10万円前後するものも珍しくありません。
しかし、中古であれば1万円以下の端末も見つけることができるでしょう。
スマホ端末を購入するコストを抑えたいと考える方であれば、安価に購入できる中古スマホに大きなメリットを感じられるはずです。
中古であるために価格が安いことは、最大のメリットと言えるかもしれません。
メリット②機種の選択肢が幅広い
機種の選択肢が幅広いことも、中古スマホのメリットの一つです。
新品のスマホは、今販売されている機種の中からしか選べません。
以前に販売されていた機種を新品で入手することはできないためです。
中古スマホであれば、すでに新品では販売されていない機種も購入可能です。
特定の機種にこだわりのある方は、中古端末を選ぶ必要があるでしょう。
過去から現在にいたるまでに販売されていた、幅広い機種の中から選択できることもメリットです。
中古スマホのデメリット
続いては中古スマホのデメリットについて解説します。
中古品にはメリットがあるもののデメリットもあるものです。
スマホ購入を検討している方は、次のような中古品のデメリットも知っておいてください。
デメリット①赤ロムの可能性がある
中古スマホの最大の危険性とも言えることが、赤ロムである可能性がある点です。
赤ロムとは、キャリアによって通信制限がかけられた状態のスマホのことを指します。
端末購入費用や利用料金の滞納がある端末、盗品であると判明した端末に対してかけられるものです。
赤ロムのスマホを中古で購入しても、通信ができず、通話も不可です。
もし通信制限がかけられている端末であったなら、スマホを購入した意味が失われます。
中古スマホには赤ロムの可能性があることは念頭に置いておくべきでしょう。
デメリット②セキュリティ面に問題が生じていることもある
セキュリティ面で問題があることも、中古スマホのデメリットの一つです。
たとえば改造されていたり、有害なアプリが導入されていたりするケースが考えられます。
もしセキュリティに問題がある端末を購入してしまうと、不正利用や個人情報漏えいが起きるかもしれません。
もちろん問題のない端末がほとんどですが、セキュリティ面に不安がある可能性もあります。
中古スマホの危険性
それでは中古スマホにはどのような危険性があるのか、具体的にご紹介していきます。
さまざまに考えられますが、代表的な問題について見ていきましょう。
関連記事:中古iPhoneはやめたほうがいい理由とは?失敗しないポイントを解説!
危険性1:データが抜き取られる可能性がある
中古スマホを利用すると、入力データが抜き取られる可能性があります。
たとえば以前の所有者が、自分のデータを完全に消去していなかったケースが考えられるでしょう。
データが完全に消去されていなかった場合、スマホがウイルスに感染したままになっているかもしれません。
感染があると遠隔操作により、スマホ内のデータが第三者に漏洩することもあります。
購入後の初期化によって防げる可能性もありますが、やはり中古スマホの大きな危険性のひとつであることに変わりはありません。
危険性2:端末が違法に改造されている場合もある
端末が違法改造されている可能性があることも、中古スマホの危険性のひとつです。
ハードウェアやソフトウェアが改造されると、端末が正しく作動しないことがあります。
改造端末を所有しているだけで法律に違反することもあるでしょう。
知らないうちに違法行為をしていることにもなりかねません。
特に個人間での端末の売買では、違法改造を見抜くことは難しいものです。
中古端末販売店から購入する場合も、信頼できる販売店から購入することは必須と言えます。
関連記事:中古iPhoneで信頼できる端末を購入するためのポイントと注意点
危険性3:メーカーの保障が切れていることがある
中古スマホは基本的に、ほとんどの端末でメーカーの保障が切れています。
新品で購入すれば、およそ1年間のメーカー保障がつくのが一般的です。
しかし以前の所有者が1年以上使っていた場合、新しく購入した端末であっても保障はありません。
もしも購入してすぐに故障したとしても、保障が受けられないことはリスクと言えます。
危険性4:付属品が欠品している場合もある
中古のスマホを購入した場合、付属品が欠品している場合があることも考えられます。
スマホ本体には充電器や説明書、外箱などが付属し、iPhoneであればイヤホンもその一つです。
ただしスマホを使っていて、付属品のすべてを保管している方はそう多くありません。
そのため付属品が欠品していて、本体だけの状態で販売されていることもあります。
もちろん本体だけで構わないようであれば、重要なポイントではないでしょう。
しかし付属品もすべて求めているなら、新品を購入したほうが確実です。
危険性5:有害なアプリがダウンロードされている可能性がある
続いての中古スマホの危険性の一つは、有害なアプリがダウンロードされている可能性です。
たとえばGPSで居場所を特定できるアプリ、スマホ内の情報を抜き取れるアプリなどが該当します。
もし以前の所有者が悪意を持って端末を売却していた場合、個人情報漏えいにつながる可能性があります。
稀なケースではありますが、有害なアプリがダウンロードされている可能性があることを念頭において購入することが重要です。
危険性6:盗難品の可能性がある
最後は、盗難品の端末である可能性について解説します。 盗難した端末を使用していて売却した、拾った端末を売却したなどのケースが考えられるでしょう。
盗難品であると知らずに購入したとしても、アクティベーションロックがかけられて端末が使えなくなることがあります。
またキャリアによって、利用制限がかけられてしまう可能性も。
せっかく中古スマホを購入したとしても、利用できなくなってしまうことが考えられます。
やはりごく稀なケースではありますが、中古スマホが盗難品である可能性もあります。
危険性のある中古スマホの購入を避ける方法
中古スマホにはさまざまな危険性があることをご紹介しました。
しかし端末を購入するならば、やはり安全で問題なく使える端末を購入したいと考えることは当然でしょう。
そこで危険性のある中古スマホの購入を避けるための7つの方法について解説します。
方法1:赤ロムは携帯キャリアのサイトで確認する
大きな問題となる赤ロム端末については、購入前に携帯キャリアのサイトにて確認するようにしてください。
キャリアの公式サイトには、端末の番号を入力するだけで赤ロムかどうかを判別できるページがあります。
まずは携帯キャリアのサイトにアクセスをし、「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」の項目を探しましょう。
そして端末の識別番号であるIMEIを入力してください。
通信制限がかかっている端末かどうかが表示されます。
特に問題がないようであれば、赤ロム端末ではないと判断できるので確認しておくと安心です。
方法2:傷や故障は電源をオンにして確認する
端末本体の傷や故障は、電源をオンにして確認することも有効な方法の一つです。
外装部分の傷であれば、電源を切ったままでも確認できます。
しかし画面の傷やヒビ割れは、電源をオンにした状態の方が確認しやすいものです。
またバッテリーの状態や正常に動作するかどうかの確認に関しては、電源をオンにしなければ確認できません。
中古スマホの危険性のひとつは、外観に問題がなくても、内部に問題が生じている可能性があることです。
購入の前には電源を入れさせてもらい、動作に問題ないことも確認してから購入しましょう。
方法3:メーカー保証期間と購入した店舗の保障を確認する
メーカー保証期間と、販売店独自の保障を確認することも重要です。
発売したばかりの機種であれば、メーカーの保証が残っていることがあります。
保証期間が残っていれば、もし購入直後に故障や不具合があったとしても、無償で修理してもらえる可能性があるでしょう。
しかし中古端末販売店であれば、独自の保障をつけていることもあります。
初期不良のみに対応する保障であることが多いですが、やはりあった方が安心感があるはずです。
特にメーカー保証がすでにない場合は、販売店の保障を確認するようにしてください。
方法4:必要な付属品が揃っているかチェックする
付属品が揃っていないかもしれないリスクに対しては、付属品が揃っているかチェックしましょう。
販売店のスタッフに、本体以外にどのようなものがついてくるのか尋ねれば教えてもらえます。
もし付属品が必要だと思われるなら、販売店のスタッフに確認してから購入してください。
方法5:有害なアプリは初期化かウイルス対策で防げる
有害なアプリがダウンロードされている可能性については、初期化またはウイルス対策で防げます。
購入した中古スマホを初期化すれば、有害なアプリがダウンロードされていたとしても削除できるでしょう。
もしくはAndroidであれば、ウイルス対策ソフトをダウンロードすることで被害を防げるかもしれません。
有害アプリは個人情報を盗み取る悪質なものです。
使い始める前に初期化またはウイルス対策ソフトのダウンロードを行っておけば、その後も安心して使用できます。
方法6:盗難品は大手の中古スマホ販売店で購入することで防げる
大手の中古スマホ販売店での購入であれば、盗難品である危険性も回避できます。
ネットオークションやネットフリマなど、個人間での売買は避けるようにしましょう。
販売店での購入であっても、保障やアフターサービスが充実している信頼できる店舗を選ぶことが重要です。
中古スマホを専門的に販売している店舗であれば、盗難品が売られている確率はかなり低いと考えられます。
信頼できる販売元を見極めれば、盗難品を入手してしまう可能性は一気に低くなるでしょう。
方法7:口コミや実績のある販売店を選ぶ
危険性を回避しながら中古スマホを購入するなら、口コミや実績がある販売店を選ぶことも重要です。
中古スマホ販売台数が多い販売店や、広く名前が知られている店舗であれば安心感が高まります。
多くの中古スマホを販売している店舗であれば、危険性の高いスマホを見分ける力を持っているためです。
そのため中古スマホを購入するなら、多少価格が高かったとしても、口コミや実績が豊富な販売店を選ぶことが大切。
信頼できるショップでの購入であれば、盗難品や有害なアプリがダウンロードされている端末を避けられるでしょう。
中古スマホが購入できる場所
中古スマホの危険性を回避するための方法を7つご紹介してきました。
それでは実際に、どこで購入すれば安全性の高い中古スマホを手に入れられるのでしょうか。
購入できる3つの場所をピックアップして、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
関連記事:中古iPhoneで信頼できる端末を購入するためのポイントと注意点
購入できる場所1:中古スマホ販売店
まずは中古スマホ販売店です。
中古スマホ販売に特化したショップであり、中古品販売のノウハウや保証が手厚いと考えられます。
そのため信頼性が高く、危険性の高い中古スマホの取り扱いはほぼないでしょう。
中古スマホ販売店では、販売されている機種も豊富です。
ほしい機種が見つかる可能性が高く、さらに安全性もある程度担保されています。
危険性の低い中古スマホを購入したいと考えられているなら、中古スマホ販売店は有力な候補のひとつではないでしょうか。
購入できる場所2:オンラインショップ
オンラインショップでの購入も危険性の低い中古スマホを購入できる場所のひとつです。
オンラインでの販売では、端末本体の状態が詳しく説明されています。
実際に手に取って確認できない分、端末の状態がわかりやすいように細かな説明がなされているのが特徴です。
本体や画面の傷、バッテリー容量、動作の正常性などが記載されています。
購入する側の方にとっては、端末の状態を最も把握しやすい購入場所でしょう。
またオンラインで中古スマホを探せば、短時間でいくつもの販売店や端末を比較しやすくなります。
自宅にいながら複数の商品を比較できるため、ご自身に合ったスマホを見つけられるでしょう。
オンラインショップでの検索は、短時間でより良い製品を見つけられ、最も効率よく中古スマホを探すための方法であると言えます。
購入できる場所3:個人間取引
個人間取引で中古スマホを探すのもひとつの方法です。
ひとつのサイトでさまざまな機種が出品されているので、選択肢が広がることも魅力でしょう。
また販売店やオンラインショップで購入するよりも、安価で購入できる可能性が高まります。
しかし同時に、取引がトラブルに発展したり、危険性の高い中古スマホを購入したりしてしまうリスクも高いと言えます。
個人間取引ではショップが介入せず、第三者による検品が行われません。
危険性の高いスマホを購入してしまう可能性がゼロではないことも知っておきましょう。
中古スマホの危険性は事前に回避策を
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、中古スマホの危険性についてご理解いただけたと思います。
中古スマホは信頼できる販売店から購入すれば、幅広い選択肢が用意されており、安価に入手できる良い購入方法です。
しかし危険性があることも事実。
中古スマホ・タブレットの公式オンラインストア「PRODIG」では厳しい品質基準を設けており、データ消去ソフトを利用したり、180日間の保証を設けていたりします。
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