A18 Pro搭載「廉価版MacBook」は待つ価値あり？噂のスペック・価格

公開日: 2025年11月14日更新日: 2025年11月14日

2026年前半に向けて、「iPhone 16 Proと同じA18 Proチップを搭載した低価格MacBookが出る」という噂が、海外メディアやアナリストのレポートを中心に一気に現実味を帯びてきました。

価格は600ドル前後、日本円で約10万円クラス、ターゲットはChromebookやエントリーWindowsノートと競合する“学生・ライト層向けのMacBook”とされています。

本記事では、このA18 Pro搭載MacBook（いわゆる廉価版MacBook）の最新噂を整理しつつ、「待つべきか、今中古のMacBookを買うべきか」「登場後に中古相場はどう動くのか」を、安心・お得・実用的の3軸で解説します。あわせて、今から備えておきたい中古MacBookの選び方も紹介します。

A18 Pro搭載MacBookの噂をざっくり整理｜どんな位置づけのモデル？

A18 Pro搭載MacBookは、Appleが初めて「iPhone向けAシリーズチップ」で動かすMacになると噂されています。これまでMacはM1〜M5といったMac専用のMシリーズチップを搭載してきましたが、廉価版MacBookではコストを抑えるために、iPhone 16 Proと同じA18 Proチップを採用するという情報が有力です。

Bloombergや主要メディアの報道では、この廉価版MacBookはコードネーム「J700」と呼ばれ、2025年末〜2026年前半にかけて量産・発売される見込みとされています。価格は「1,000ドル未満」、一部では599ドル〜699ドル程度という予想もあり、日本円では約8万円台後半〜10万円台前半のレンジになりそうです。

ディスプレイは約13インチ前後のLCD、カラーバリエーションはシルバー・ブルー・ピンク・イエローなどポップなカラー展開になり、MacBook Airよりもライトでカジュアルなポジションを狙っていると言われています。

ターゲットとして挙げられているのは、主に以下のような層です。

学生・新社会人など、初めてのMacを検討している人
Chromebookや5万円〜8万円クラスのWindowsノートと迷っている人
iPad＋キーボードから“ちゃんとしたノートPC”に移行したい人

あくまで現時点では「未発表製品に関する噂」であり、仕様や価格は今後変わる可能性がありますが、Apple自身が低価格帯のノートPC市場に本格参入する動きはかなり現実味を帯びています。

ソース

MacRumors

Reuters

The Verge

A18 Proはどんなチップ？Mシリーズとの違いを整理

A18 Proの基本スペックと特徴

A18 Proは、iPhone 16 Proシリーズに搭載された最新のAシリーズチップです。第2世代3nmプロセスで製造され、CPU・GPUともにA17 Proから大きく性能が伸びていると報じられています。

ベンチマークのリークや解析情報によると、A18 Proはシングルコア性能ではM1を大きく上回り、マルチコア性能やGPU性能でも初期のM1 MacBook Airと同等かそれ以上という評価が出ています。つまり、「スマホ用チップ」とはいえ、すでに1世代目のMac向けAppleシリコンと互角クラスのポテンシャルを持っている、というイメージです。

さらに、A18 ProはApple Intelligence（生成AI・アシスタント機能）の実行に最適化されており、オンデバイスでのAI処理を高速かつ省電力にこなせる点も特徴です。現行のAppleの説明でも、A18／A18 Pro搭載iPhoneやMシリーズ搭載MacがApple Intelligence対応の中心ラインとされています。

このA18 ProをMacBookに載せることで、「スマホクラスの電力効率」と「ノートPCとして十分な性能」を両立させ、長時間駆動かつ低コストな“ライトユーザー向けMacBook”を実現しようとしている、というのが今回の噂のポイントです。

M1〜M4 MacBookとのざっくり性能イメージ

A18 Pro搭載MacBookを検討するうえで気になるのが、「Mシリーズ搭載MacBookと比べてどれくらい速いのか？」という点です。噂やベンチマーク情報をもとに、ざっくりとした比較イメージを整理すると、以下のようになります。

チップ	想定されるポジション	性能イメージ（ざっくり）
A18 Pro	廉価版MacBook用、iPhone 16 Proと同等	シングルコアはM1以上、マルチコアはM1〜M2クラス
M1	初代AppleシリコンMac	日常作業＋軽いクリエイティブ向けの基準ライン
M2	エントリー〜ミドル	M1比で約20％前後の性能向上
M3/M4	最新世代（Air向け）	AI・GPU性能も含めて総合的に大幅強化

あくまでリーク情報や推定に基づいた目安ですが、「A18 Pro搭載MacBook＝M1世代のMacBook Airに肉薄する性能を、より安く・薄く・軽く実現するモデル」というイメージで捉えると分かりやすいでしょう。

噂されるA18 Pro搭載MacBookの仕様・価格・発売時期

ディスプレイ・デザイン・カラーの噂

複数のリークやアナリストレポートによると、A18 Pro搭載MacBookは以下のような仕様が噂されています。

ディスプレイ：約12.9〜13インチのLCD
解像度はフルHD〜2Kクラス（詳細は未確定）
ボディデザインはMacBook Airに近いが、ややシンプルな構造
カラーはシルバー・ブルー・ピンク・イエローなどのカラフル展開
キーボードはフルサイズで、トラックパッドも大型
ポート類はUSB-C中心で、Thunderbolt非対応の可能性あり

教育市場やChromebook対抗を意識したモデルと考えられており、耐久性とコストのバランスを取った“カジュアル寄りのMacBook”という位置づけになりそうです。

価格帯・発売時期・ターゲット層

価格と発売時期については、現時点で次のような観測が出ています。

価格：
- 米国価格で599〜699ドル前後
- 日本では約9万〜11万円程度になる可能性
発売時期：
- 量産開始は2025年第4四半期〜2026年第1四半期
- 発売は2026年前半が有力視
ターゲット層：
- 学生・教育機関
- 低価格WindowsノートやChromebookユーザー
- iPad＋キーボードから“ちゃんとしたノートPC”へ移行したい層

「Macが欲しいけれど、MacBook Airでもまだ高い」と感じていた層に対して、MacOSをより身近にする“エントリーMac”というのが、今回の廉価版MacBookの狙いと考えられます。

どんな人に向いている？A18 Pro搭載MacBookの想定ユースケース

学生・新社会人の「はじめてのMac」として

A18 Pro搭載MacBookの最大の狙いは、「入門用Mac」としての役割です。レポート作成、オンライン授業、動画視聴、ブラウザでのリサーチ、就活用のポートフォリオ作成など、学生〜新社会人が日常的に行う作業は、A18 Proの性能で十分こなせるレベルと考えられます。

また、Apple Intelligence対応が期待されることで、レポートの骨子作成や要約、スケジュール整理など、学業や仕事の“下準備”をAIに任せやすくなるのもメリットです。A18 Proは、M1クラスの性能を持ちながら電力効率に優れるため、バッテリー持ちが良く、キャンパスやカフェでの持ち歩きにも向いています。

「MacBook Airは憧れるけれど20万円近いと手が出しづらい」という学生にとって、10万円前後のA18 Pro搭載MacBookは、Windowsノートからの乗り換えを現実的にしてくれる選択肢になりそうです。

iPhoneユーザーのサブPC・2台持ちとして

iPhone 16 Proをすでに使っているユーザーにとっても、A18 Pro搭載MacBookは相性が良い存在になりそうです。チップが同じ世代のため、Apple Intelligenceや将来のOSアップデートにおけるサポート期間も近く、iPhoneとMacで似た体験を長く共有できる可能性が高いからです。

たとえば、メインマシンとしてMシリーズ搭載のMacBook Proを持ちながら、外出用・作業分散用としてA18 Pro搭載MacBookをサブに持つ、という運用も考えられます。
軽めの資料作成やブラウジングは廉価版MacBookに任せて、重い動画編集や3DCGなどだけをメイン機で処理することで、バッテリー寿命や本体寿命の分散にもつながります。

「まずはお手頃なMacでmacOSに慣れてから、数年後にハイエンドにステップアップしたい」という人にも、A18 Pro搭載MacBookは入口としてちょうど良い選択肢になり得ます。

今すぐ欲しいなら？既存の中古MacBookを選ぶメリット

M1〜M3世代の中古MacBookは“実績”という安心感が強み

A18 Pro搭載MacBookは魅力的ですが、実際に手に入るのは早くても2026年前半と見込まれており、「今すぐノートPCが必要」という人にとっては待ちきれないケースも多いはずです。

そこで現実的な選択肢になるのが、M1〜M3世代の中古MacBookです。M1以降のMacBook Air／Proはすでに数年の実績があり、以下のような安心感があります。

すでに多くのユーザーが使っており、安定性・不具合情報が出揃っている
OSアップデートサポートも長く、Apple Intelligenceにも対応（M1以降）
メモリ16GBモデルなど、重めの作業にも耐えられる構成を中古で割安に狙える
画面サイズやポート構成を細かく選びやすい

特にM1/M2/M3世代は、バッテリー持ちと性能のバランスが良く、学業や在宅ワークには十分すぎるスペックです。新品よりも大きく価格が落ちたタイミングを狙えば、A18 Pro搭載MacBookを待たなくても、10万円前後で“ちゃんとしたMac”を手に入れることもできます。

中古MacBookを検討する場合は、まずPRODIGのMacBook一覧ページで、状態ランクや価格帯をざっくり確認してみるのがおすすめです。

PRODIGの中古MacBook一覧はこちら
https://prodig-shop.com/collections/macbook

PRODIGで中古MacBookを選ぶときのポイント（状態ランク・保証など）

中古品が初めての方にとって、「どこまで状態を妥協して良いのか？」は大きな不安ポイントです。PRODIGでは、MacBookを含む中古商品の状態を以下のようなランクで明確に分類しています。

Sランク：新品未開封品。
Aランク：非常に良い状態。ごくわずかな傷や使用感があるが、全体的に綺麗。
Bランク：良い状態。一般的な使用に伴う傷や小さな打痕が見られるが、動作には問題なし。
Cランク：良好な状態。目立つ傷や塗装剥がれなどがあるが、機能には影響なし。

はじめての中古Macなら、「外観も気になるのでAランク」「価格重視でBランク」といった基準で選ぶと失敗しにくくなります。Sランクはほぼ新品に近い状態のため、「プレゼント用途」「長く大事に使いたい1台」として選ぶのに向いています。

また、PRODIGでは動作確認や保証を付けたうえで販売しているため、「中古＝すぐ壊れそう」という不安を抑えながら、実店舗に近い安心感でオンライン購入ができます。

A18 Pro搭載MacBook登場後、中古相場はどう動く？

値下がりしやすいのは、エントリー寄りの旧世代モデル

廉価版MacBookが登場すると、最も影響を受けやすいのは「価格帯が近い旧世代MacBook」です。具体的には、以下のようなモデルの中古相場が下がりやすくなると考えられます。

M1世代のMacBook Air（8GB/256GB構成など）
旧デザインのIntel搭載MacBook Air
13インチクラスのエントリーMacBook Pro

A18 Pro搭載MacBookが10万円前後の価格で発売されると、スペック面ではM1世代と拮抗しつつ、バッテリー持ちやApple Intelligence対応などで優位に立つ場面も出てきます。そのため、「古いAirの中古を買うくらいなら、少し待って廉価版MacBookを新品で買う」という選択が増え、中古の値下げ圧力がかかりやすくなります。

一方で、M2/M3/M4のような最新に近い世代は、廉価版とはそもそものターゲットが異なるため、「性能重視」「クリエイティブ用途」では依然として人気を保つと考えられます。

価値が落ちにくいモデル・構成とは？

A18 Pro搭載MacBookが出ても、中古市場で価値が落ちにくいモデルには特徴があります。

メモリ16GB以上のMacBook Air／Pro
ストレージ512GB以上の上位構成
大画面（14〜16インチ）や高リフレッシュレート対応モデル
クリエイター向けに人気のMacBook Pro（M2 Pro/M3 Proなど）

これらは廉価版MacBookとは明確に用途が異なり、「映像編集」「DTM」「3D制作」「大量のブラウザタブとアプリを同時に開く」といったヘビー用途向けの需要が続くため、値崩れしにくい傾向があります。

「いずれは中古で売却して買い替えたい」という人は、メモリ16GB・ストレージ512GB以上など、将来のリセールバリューを意識した構成にしておくのも賢い選択です。PRODIGの買取を利用すれば、秋葉原店頭での査定を通じて、買い替えの総コストを抑えやすくなります。

PRODIGの買取はこちら
https://prodig-kaitori.com/

A18 Pro搭載MacBookを待つか？今中古を買うか？用途別の考え方

いますぐ作業環境が必要な人は「中古×型落ち」が現実的

就職や転職、進学などで、今まさにPCが必要
在宅ワークや副業をすぐに始めたい
既存PCが故障してしまい、代替機が急ぎで必要

こういったケースでは、A18 Pro搭載MacBookを待つよりも、M1〜M3世代の中古MacBookを賢く選んだほうが、トータルの満足度が高くなりやすいです。

たとえば、

「学業中心＋オンライン授業＋軽いAdobe系」なら：M2/M3のMacBook Air中古
「エンジニア志望や重めのクリエイティブ」なら：M1 Pro/M2 Pro搭載MacBook Pro中古
「サブ機・テキスト中心」なら：M1 MacBook AirのBランク品

といった選び方が考えられます。

短期だけ使いたい場合は、レンタルの活用も現実的です。数か月だけMacが必要なときは、レンタルでつなぎつつ、A18 Pro搭載MacBookの正式発表を待つ、という動き方もあります。

PRODIGのレンタルはこちら
https://prodig-rental.com/

「サブ機」「Apple Intelligence目的」ならA18 Pro MacBook待ちもアリ

一方で、以下のような人は、A18 Pro搭載MacBookを待つ価値があります。

すでにメインPCは持っていて、サブとして安いMacが欲しい
Apple Intelligenceを日常的に使ってみたい
学生で、26年春〜夏に購入予定のタイミングがある

A18 Pro搭載MacBookは、Apple Intelligence前提の世代として設計される可能性が高く、AIサマリーや自動整理など、日常の細かな作業を手早く終わらせたい人には魅力的な選択肢になります。

「来春にちょうど買い替え時期が来る」「サブ機だから少し待てる」といった人は、廉価版の正式発表を待ちつつ、その間に中古市場の価格やラインナップをチェックしておくと良いでしょう。

よくある質問

A18 Pro搭載MacBookは本当に発売されるの？

現時点（2025年11月）では、Appleから公式な発表はありません。ただし、複数の有力アナリスト（Ming-Chi Kuo氏など）のレポートや、Bloomberg、Reuters、MacRumorsなどの大手メディアが一貫して「A18 Pro搭載の低価格MacBookが開発中」と報じており、信憑性はかなり高いと言えます。

一部では、A18 ProではなくA19 Proに切り替わる可能性も指摘されていますが、「iPhone向けAシリーズチップで動く廉価版MacBook」が出る流れそのものは、ほぼ既定路線と見られています。

買うなら発売を待つべき？今の中古MacBookを選ぶべき？

すぐにPCが必要 → 中古のM1〜M3 MacBookを優先
サブ機で急がない → A18 Pro搭載MacBookの正式発表を待つ価値あり
クリエイティブ用途で重い作業が多い → M2 Pro/M3 Proなどの上位モデル中古のほうが向いている

というのが基本的な考え方です。

A18 Pro搭載MacBookは「安くて軽い日常用Mac」として非常に魅力的ですが、GPUを酷使する動画編集や3D制作などでは、引き続きMシリーズ上位モデルに優位性があります。「何のためにMacが必要か」を整理したうえで、廉価版を待つか、中古の現行モデルを選ぶかを決めるのがおすすめです。

Apple Intelligenceをフルに使いたいなら、どのMacを選ぶべき？

Apple Intelligenceは、現状では以下のような条件のMacで利用可能（および対応予定）とされています。

チップ：M1以降のMac（MacBook Air／MacBook Pro／iMacなど）
メモリ：16GB以上が推奨
ストレージ：最低256GB以上が現実的

そのうえで、

予算に余裕 → M4/M5世代のMacBook Air／Pro
予算控えめ → 中古のM2/M3 MacBook Air
さらに安く → A18 Pro搭載MacBook（登場後）

という三段構えで考えると整理しやすくなります。A18 Pro搭載MacBookは、Apple Intelligence対応の“エントリー枠”として、多くのユーザーにとって現実的なスタートラインになる可能性が高いです。

最後に

A18 Pro搭載MacBookの噂は、単なる新モデルの話にとどまらず、「Appleが本格的に低価格ノートPC市場を取りに来る」という大きな戦略転換を意味しています。
iPhone向けAシリーズチップの進化によって、10万円前後の価格帯でも「M1クラスの性能＋Apple Intelligence対応」を備えたMacが現実味を帯びてきました。

一方で、すでに実績のあるM1〜M3世代の中古MacBookは、今まさに仕事や学業でPCが必要な人にとって、安心感とコスパのバランスが取れた選択肢です。A18 Pro搭載MacBookが登場すれば、一部モデルの中古相場が下がり、よりお得にMacを手に入れられるチャンスも生まれます。